「むし歯」とは、口の中に住み着いている細菌が糖分をエサにして作る酸によって歯を溶かす病気のことです。
「むし歯」は世界で最も多い疾患で、日本では20歳以上の9割以上がむし歯になった経験があり、40歳以上の約4割がむし歯が原因で歯をなくしています。
では、どうして「むし歯」になってしまうのでしょうか?
「むし歯」は多因子疾患と言われています。
図に示すように
①歯の質(宿主因子) 歯の質が弱い、酸に対する抵抗性が低い など各々が持っている性質
②食べ物(糖分) 主に砂糖の摂取量や摂取頻度、食事の内容 など食習慣
③細菌 ミュータンス菌といわれる虫歯の原因菌の量や質 など
に加えて、④食べ物や飲み物を口にしてから歯を磨くまでの時間
の①~④までの輪の重なった時に「むし歯」が発生すると考えられています。
この4つの要因のリスクを下げていくことがむし歯予防につながるのです!
歯の質の向上のためにフッ素を取り入れたり、甘いものの摂取を控えたり、歯磨きだけではないむし歯予防にも力を入れていきましょう。
バクテリアセラピーも細菌に対するアプローチなのでむし歯予防の一環になりますよ!